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理系パパの育児学

理系脳の育児学

赤ちゃんはなぜ抱っこすると泣き止むのか?哺乳類の進化がかかわっていました。

歩くと赤ちゃんは泣き止むはなぜか?

抱っこすると赤ちゃんが泣き止む、抱っこしてさらに歩くと泣き止むということはママさんにとって当たり前の事実かもしれません。しかし、なぜ赤ちゃんが泣き止むのかということは実は最近までわかっていませんでした。今回は抱っこすることであかちゃんの体に何が起きているのか?その謎について調べてみました。

抱っこするとどれくらい赤ちゃんは泣き方は変わるのか?

ケースバイケースですが、赤ちゃんは抱っこするとジタバタを止めて、泣き止みます。ある調査によると抱くことにより泣き声が10分の1、手足の動きが5分の1になると報告されています。また、赤ちゃんの心拍数は抱っこして3秒で低下することが分かっています。

この動き何かに似ている?

抱っこする動きって何かに似ていると思いませんか?これ哺乳類のライオンやネズミが赤ちゃんの背中をつまんで運ぶ動作と似ているんです。そこに、抱っこで泣き止む理由があるのではないかと思い調べた報告では、赤ちゃんマウスの背中をつまむとマウスの発声量が10分の1に減少したと報告されています、また、心拍数については副交感神経が関与していることが明らかになっています。つまり、人の赤ちゃんでも同様のメカニズムが起きていると考えられています。

これは、実は進化心理学という学問においては、実は当たり前のことらしく、哺乳類が移動するとき赤ちゃんが泣いたら敵に見つかるので、移動中は泣かないように本能的にインプットされているからという説があります。

スキンシップが非常に大事

赤ちゃんの抱っこによるこの沈静作用を得るためには、皮膚感覚と固有感覚(固有感覚は、自分の体をどのよう動かすかなどの感覚で、筋力に関係する動きや筋力をコントロールする動き、自分の手足や体をうまくコンロールして運動することに関係しています。)が重要だということが分かっています。つまり、赤ちゃんの皮膚と接する面積スキンシップする面積が重要だと考えられます。

まとめ

肌が接する面積を増やして抱っこしてあげるとうちの子は寝つきが早い気がしていたので、そのあたりを知りたくて文献をあさりました。動くこと触れ合うことが赤ちゃんを刺激して眠りへと誘うようです。なるべく、手をフリーにせず、露出している足とかを支えてあげることを試してみようと思います。

参考にした論文

From the Bench Bedsideを見据えた脳発達基礎医科学の新展開 赤ちゃんは抱っこして歩くとなぜ泣き止むのか 哺乳類「輸送反応」の意義と神経機構(会議録)
Author:黒田 公美(理化学研究所脳科学総合研究センター 親和性社会行動研究チーム), 吉田 さちね, ジャンルカ・エスポジト
Source: 脳と発達 (0029-0831)47巻Suppl. Page S145(2015.05)