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理系パパの育児学

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B型肝炎の予防接種は2016年から定期接種になりました。その理由とは?

予防接種

B型肝炎って予防接種必要なの?

B型肝炎が予防接種に入っていて、僕らが子供の頃入ってたっけ?そう思う方も多いかもしれません。一般的にB型肝炎といえばニュースで輸血による感染が問題となって国を相手取った裁判が起きたことが有名で輸血しなければ、感染することなんてまれな病気だと思っていました。しかし、今は血液製剤には厳密なチェック機構が働いていますし、輸血によって感染する可能性はほぼゼロと言っても良い時代です。しかし、2016年と極々最近、B型肝炎は予防接種の定期接種に加わった最も新しい予防接種です。その理由は何か?気になったので勉強してみました。

日本におけるB型肝炎の有病率

日本では1%つまり100人に1人がB型肝炎患者と言われています。また、先ほども述べた輸血の影響で高齢者に多く、若者に少ない傾向にあります。

B型肝炎の意外な感染経路

ママさんはご存じの通り、妊娠したときにB型肝炎は検査があります。なぜなら、B型肝炎は母子感染を起こすからです。しかし、実はB型肝炎は母子感染以外が問題となっており、定期接種になりました。B型肝炎非常に感染力が強く、涙、唾液、汗などから感染する事が分かってきて祖父母、父親からの感染が増えることが懸念されているからです。また、擦り傷などから感染することも報告されており、保育園で感染した例もあります。

父親がキャリアの場合は注意

父親B型肝炎のキャリアの場合は25%の赤ちゃんがB型肝炎を発症すると言われています。妊娠時、パパさんのB型肝炎の検査は行われないので見逃されがちになります。そのため、今でも2000人中3名と決して低くはないレベルでB型肝炎は今そこにある感染症です。ちなみに、成人になると600人に15人がB型肝炎に感染していたと報告されています。

性感染症としてのB型肝炎

B型肝炎患者は高齢者に多いと言いましたが、実は性感染症つまり性病としてもB型肝炎は国際化社会になった今、輸入感染症として若者に増加傾向です。また、この性感染症として広がっているB型肝炎は慢性化しやすいと言われており、将来的に孫の世代まで感染する恐れがあります。

最後に

B型肝炎は以前はハイリスクな人のみの予防接種でしたが、昨年から定期接種に組み込まれました。これは、感染症撲滅を目指すのであれば必然ですが、まだまだ撲滅まで道半ばといったところでしょうか?今後、世界に羽ばたく子供になって欲しいと思ってらっしゃるママさん、パパさんも多い思います。少しでも子供の将来の不安を取り除くために出来ることとして予防接種はやはり重要だと思いました。

勉強した論文

B型肝炎-ワクチン定期接種化にあたって】 B型肝炎ワクチン定期接種化にかかわる背景
岡部 信彦(川崎市健康安全研究所)
小児科 (0037-4121)57巻9号 Page1079-1083(2016.08)