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予防接種の素朴な疑問について調べたのでまとめておきます。

予防接種の素朴な疑問について調べたのでまとめておきます。

予防接種が始まったが、同時接種していいのか?ロタワクチンは2回、3回どっちを選べば良いのか?自己責任社会日本の汚いことを見ているような気がしてなりません。そこで今回は予防接種について勉強し、疑問についての答えをまとめてみました。予防接種はルールと言えばルールですが何ふとこれ何でだろ?と疑問に思うことが多いと思います。これを機会に予防接種についても学習して少し知識を整理しながら予防接種をうけていきましょう。

どうして予防接種をしなければならないのでしょうか?

予防接種で投与されるワクチンで防げる病気の多くは、子どもたちの命にかかわる重大な病気です。毎年多くの子どもたちが、ワクチンで予防できるはずの病気に感染して、辛い思いをしたり、重い後遺症で苦しんだり、ときには命を落としたりしています。

命に係わる重症感染症は極少数であることから、せめてワクチン接種により防げる病気だけでも予防して、大切な子どもたちの命を守ることが非常に大切です。

どのような予防接種ができますか?

予防接種法に基づいて、市区町村長が行う定期の予防接種と、法に基づかない任意の予防接種とがあります。

2017年1月現在」の定期接種、任意接種まとめ

定期接種ワクチン

生ワクチン

BCG、MR(麻疹・風疹混合)、水痘

不活化ワクチン

DPT(ジフテリア、百日咳、破傷風)、DPT-IPV(ジフテリア、百日咳、破傷風ポリオ)、インフルエンザ菌b型(Hib)、肺炎球菌(13価結合型)、日本脳炎DT(ジフテリア破傷風)、ヒトパピローマウイルス(2価、4価)、B型肝炎

任意接種ワクチン

生ワクチン

おたふくかぜ、ロタウイルス(1価5価)

不活化ワクチン

A型肝炎、インフルエンザ(小児)

定期接種のワクチンと任意接種のワクチンではどちらが大事ですか?

定期接種と任意接種という2つの接種の形がありますが、それぞれに該当するワクチンで防ぐことが可能な病気には、重い・軽いの差はありません。任意接種のワクチンは自費負担になることがほとんどですが、やはりかかってしまうと一定の確率で重症になる可能性のある病気ですので、できるかぎり接種することが望ましいと思われます。

任意接種のワクチンであっても、自治体によっては一定の公的な補助が出る場合もありますので、地域の保健センターや保健所に確認してみてください。

ワクチンを接種すればその病気にかからないのですか?

各ワクチンには、それぞれの接種対象年齢と接種回数接種間隔などが定められています。これらを守っていれば、多くのワクチンでは90%以上の確率でその病気にかからないと考えられます。ただし、複数回の接種が必要なワクチンで、規定の回数を受けていない場合や、接種間隔が大きくずれてしまった場合には、発病予防効果が落ちてきます。

接種予定の時期(標準的接種期間)が過ぎた場合でも、接種対象年齢内であれば、定期接種として受けることができるように、接種間隔の上限の明記が撤廃されました。接種を受けていないことに気がついた時点で、なるべく早く残りの必要な回数の接種を受けてください。

病気の発症予防効果についてですが、インフルエンザワクチンについては、接種すればインフルエンザにほぼかからないというものではなく、たとえかかったとしても症状が重くなることを阻止する効果を期待するものです。

ロタウイルスワクチン、子宮頸がん予防ワクチンなど、1つの病気に複数のワクチンがある場合、初回接種時に好きなものを選ぶことができますか?

初回接種時には、どのワクチンを接種するか選ぶことができるので、どのような違いがあるのか、かかりつけ医ではどちらを採用しているのかなどを確認しましょう。自費になりますが値段などは一緒になっていることが多いです。

また、途中でワクチンの種類を変えても問題ないのでしょうか?

途中でワクチンの種類を変えることはできません。というのも、同じ病気のワクチンでもヒト由来、牛由来など免疫動物が異なりますで予防効果が期待できないからです。

里帰り出産などで他の医療機関での接種に変更する場合には、今まで接種したワクチンの種類と商品名を伝えてもらい。母子健康手帳をあらかじめ提出するのが確実です。

感染症に罹患した後どのくらいたてば予防接種が受けられるか?

予防接種の予診票には、最近1か月以内にかかった病気についての質問項目があることが多いです。そこに記載がある場合にはワクチン接種できないと思っているママさんも多いと思いますが、健康状態が良ければうけることは可能です。

例外ももちろんあります。感染後一時的に免疫状態が強く低下する麻疹の感染については、治癒後4週間程度の期間をあけて接種しないとウイルスによる干渉作用のために、効果が期待できないと考えられています。

しかし、水痘、風疹、おたふくかぜについては治癒後2~4週間程度経過した時期に、また、手足口病、伝染性紅斑、突発性発疹、インフルエンザ、いわゆるかぜなどの一般的なウイルス感染症においては、感染後に免疫学的に大きな問題が生ずることは考えにくいので、その病気から回復し、体調が安定すればいつでも医師の判断にワクチン接種は可能です。

回復後の体調についても何日程度みなければならないという基準はありません。

今は、基礎疾患など健康に問題のある子供や保育所など感染の機会の多い環境で生活している子供については、注意深い問診と診察のもとに、疾病予防という観点から、できるだけ接種するという判断で望むことがよいと考えられています。

周囲で感染症が流行している場合や、対象児が感染症の潜伏期にある場合の予防接種はどのようにしたらよいか?

保育所、幼稚園、学校などである感染症が流行しているときには、接種対象疾患種類や予防の重要度流行疾患の潜伏期間の長さと感染可能性後の日数児の状態などを総合的に判断し、主治医の先生が接種の可否を決めます。なので気になる方は小児科の先生に相談しましょう。

予防接種のスタートは生後2か月からと聞きますが、1歳までのスケジュールはどのようにしたらよいですか?

この頃のワクチン接種スケジュールは大変立て込んでいて複雑です。複数のワクチンを同時に接種することが、接種スケジュールを上手に立てるコツといえます。1歳までに接種するワクチンは6~7種類それぞれ複数回の接種が必要ですので、接種回数は16回以上にもなりますが、同時接種を行えば5か月間程度で完了することが可能です。特にBCG接種を他のワクチンの初回接種の間に接種してしまいますと、次のワクチン接種まで4週間以上間隔をあける必要があり、その後のスケジュールが遅れてしまいますので、BCGは他のワクチンと同時接種するか、あるいは各不活化ワクチンの初回免疫完了後に接種することがすすめられます。なお、次々と登場するワクチンの接種スケジュールに関して、日本小児科学会ではホームページ上に、日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールおよび標準的接種期間、日本小児科学会の考え方、注意事項などを掲載しているので、随時最新版を参考にしてください。

www.jpeds.or.jp

複数のワクチンを同時に接種すると、体に負担がかかりませんか?

同時接種は予防接種実施要領において、「2種類以上の予防接種を同時に同一の接種対象者に対して行う同時接種は、医師が特に必要と認めた場合に行うことができること」と記されており、わが国よりもはるかにワクチン数の多い諸外国では、以前からごく日常的に行われている接種方法です。同時接種をしても、それぞれのワクチンの有害事象、副反応の頻度が上がることはないといわれています。さらに、科学の進歩により、不要な成分を除いたワクチンが開発されていますので、同時接種での負荷を心配する必要はほとんどありません。

生まれたときから、赤ちゃんはいろいろななものに触ったり、食事をしたりすることで、日常的に生活の中で多数の細菌やウイルスを同時に吸い込んだり、触ったりしていますが、特別な反応は起こっていません。このことからも複数の成分が同時に供給される同時接種についても、問題ないと考えられています。

本当の病気にかかって重篤な症状になる前に、早めにしかも同時に免疫を獲得しておけるように、同時接種で効率的に予防接種を進めることが必要です。

ちなみに、同時接種といっても皮下注射、筋肉内注射などの注射法、BCGなどの管針法、ロタウイルスワクチンなどの経口法など様々な手技がありますが、それぞれの手技の組合せについても特段の問題はありません。

まとめ

予防接種複雑でわかりにくいですが、風邪を引いても治っていればうけることが出来るなどは僕も知りませんでした。何かわからないことについては小児科の先生に相談しながらワクチン接種を進めていきましょう。

勉強した論文

【保護者への説明マニュアル】 治療・処置に対する説明マニュアル 予防接種(解説/特集) 峯 真人(峯小児科)  小児科診療 (0386-9806)77巻11号 Page1510-1514