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理系パパの育児学

理系脳の育児学

ブックスタート開始。絵本の読み聞かせのやり方、メリットを解説します。

絵本

ブックスタートって何?

ブックスタートは、“Sharebookswithyourbaby”をキャッチフレーズとして、赤ちゃんと保護者が本をシェアすること、つまり「赤ちゃんと本を通して楽しい時間を分かち合うこと」を応援することを目的として英国で始まり、現在では英国の90%の自治体に広がる運動となっています。

1992年、英国の第2の都市バーミンガムでのパイロット・スタディで300家族を対象にブックスタート・パックを配布したことが始まりです。

その結果、

・家庭での本への意識が高まった。

・家庭で多くの本を親子でシェアしている。

・本をよく購入している。

図書館によく行き,親子で登録もしている。

・BF(ブックスタート・ファミリー)では子どものプレゼントに本を選ぶことがより多かった。

・BFはより多く、赤ちゃんを図書館へ連れていった。

・BFがより深く本の時間を楽しんでいた。

という結果がでています。

また、1998年にブックスタート・パックを受け取り、0歳児から本の時間を習慣として持つことが、その子の言語面・計数面双方の思考能力の発達に大きな影響を与えることが報告されています。

ブックスタートではどんなものがもらえるの?

ブックスタート基本パックの中身

ブックスタート基本パック

・乳幼児絵本2冊

・赤ちゃんと本の時間をもつ際の保護者向けイラスト

・アドバイス集

・絵本のブックリスト

・ビニール製ランチョンマット

・上記のものがすべて入る布製バッグ

日本でも始まったブックスタート

2000年の子ども読書年をきっかけに日本でもブックスタートが2001年4月から21市町村で始められました。絵本に興味のある保護者だけでなく、「すべての親子」に本の楽しさを伝え、さらに子育て支援活動として多くの市町村が取り組みを開始しています。地域の乳児健診の場で一人ひとりの赤ちゃんと保護者に保育士や図書館員が赤ちゃんと絵本を開く楽しさや意味について説明しながらブックスタートのメッセージを伝え、同時にブックスタート・パックを渡しています。日本のブックスタート・パックはブックスタートロゴマークが印刷されたコットンバッグの中に、2冊の絵本、各地域で作成した「おすすめ絵本リスト」や「図書館の案内」「子育てに役立つ地域の情報誌」などが入っていて地域での子育て支援のひとつにもなっています。

www.bookstart.or.jp

絵本はいつから?

絵本は親子が楽しめる時期ならいつから与えてもかまわないと言われています。小さな赤ちゃんには言葉の意味がわからなくてもお父さんやお母さんの声はわかります。抱っこされて自分のためにいつもそばにいてくれるお父さんやお母さんが話しかけてくれることが大切な体験なのです。

環境の差や赤ちゃんの個性もありますが、絵本を介した親子(読み手と聞き手)のやりとりができるようになるのは早くて生後4,5ヵ月からで、赤ちゃん自身が絵を見て楽しめるようになるのは乳児期後半あたりになります。

どんな絵本がいい?

赤ちゃんの生活に密接した身の回りのもの(食べ物,動物,乗り物,人間,生活道具)が描かれているものを喜ぶ傾向にあります。そして、絵と言葉、実生活に見る実際の物の名が結びつき、言葉のイメージ、言葉の発達、思考の発達に深くかかわっていくと考えられています。

絵本の種類も多く,どんな絵本をわが子に選べばいいか迷うところです。

赤ちゃんにはファーストブックと呼ばれているものがあります。書店の絵本コーナーに行くと赤ちゃん向けなどと分類されていることがありますので参考にされるといいでしょう。

書店の店員,図書館員,先輩ママなどに子どもが喜ぶ絵本を聞いてみるのもひとつの方法です。

しかし、読書はあくまでも個人の好みです。よその子が好きな絵本もわが子は好きではないということもあるし、よそのママが好きな絵本でも自分はどうしても好きになれないという絵本もあります。しかし、ママさんが好きで読んでくれる絵本は子どもも好きです。自分の感性を大切にして、好きな絵本を選ぶこともお勧めです。

どんな読み方がいいの?

絵本に使われている言葉は絵本というひとつの完成された作品に仕上がるまでに絵、言葉等が吟味されています。そのまま、こころを込めて読んであげることが大切です。絵本の読み聞かせば双方向のコミュニケーションです。絵本に使われている言葉に読み手の気持ちを乗せて赤ちゃんに届ける作業が大切です。

読み聞かせの最中に赤ちゃんとの楽しいやりとりがあって当然です。じっと静かにはじめから最後まで聞かせることに重点をおく必要はありません。

毎日,読み聞かせをされている子どもとそうでない子どもの発達の比較研究を探し出すことはできませんでしたが、英国のブックスタート運動でも効果がわかるように絵本と日常的に触れあうことは大切です。

絵本の読み聞かせのメリット

絵本の読み聞かせを上手に取り入れていくと、話を楽しめる、人の話をきちんと聴く、思ったことを上手に表現できる、親子関係が円滑になるなどの利点があります。

時間はどれくらいが適切?

赤ちゃんの絵本を1冊読むのは2、3分です。幼児期になり、ストーリーのある話が聞けるようになると子どもによっては30分ほど絵を見ながら読み手の語りをじっと聞いている事が出来るようになります。短いお話で満足することもあるだろうし,長いお話で最後まで読んで欲しいと思うこともあるとおもいます。読み聞かせに何分で良し、何分では良くないという基準はありません。子どもが楽しんでいる時間につきあえる時間を考えて決めていきましょう。

成長に合わせて読み方も変えていきましょう

いつも読んでもらっていると話の筋も覚えてしまう。4,5歳になると教えたわけでもないのに文字に興味を持ち始めて拾い読みを始める子どもがいます。拾い読みを始めると読み手のリズムをさえぎることになりますが,子どもが絵本を楽しむことを優先してあげるのが重要です。絵を眺めるのを楽しむ時期、ある一ページに執着する時期,字の拾い読みに執着する時期、自分で読みたがる時期、それぞれありのまま見守って子どもにっきあっていきましょう。

まとめ

親自身が押しつけるのではなく、うまくあかちゃんの興味をくみ取って読み聞かせをすることが大切なようです。まだまだ、はじめたばかりで手探りですが出来るだけ多くの絵本を与えて色々な反応を見ていきたいと思います。