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離乳食のお粥を嫌がるのはなぜ?「離乳食はお粥から」は正しいの?

お粥から始めるは正しいのか?

お粥から離乳食を始めるのは正しいのでしょうか?米食文化の日本ではそうですが、アメリカでは何からはじめるのでしょう?しかも、お粥は、赤ちゃんがあまり食べないと言われていますので、そろそろ自分の子供も離乳食が始まるのでお粥が嫌がる理由やその対策を調べてみました。

離乳食の十倍粥を食べないのはなぜ?

離乳食は一般的に十倍粥から始めますが、8割の赤ちゃんはお粥を食べませんともいわれています。そのせいで離乳食が進まないと悩んでいるママさんは非常に多いと思われます。

お米は嚙むことでうま味が出ます。

ご飯などのデンプンは、唾液中の消化酵素アミラーゼにより、デキストリンやマルトース(麦芽糖)に分解され甘味や旨味として伝わり、ヒトはおいしいと感じます。

つまり、お米のうま味はよく噛むことにより出てきて、味を感じます。

昔、お米は88回噛めと言われたのはそういったことも関係しているのかもしれません。

十倍粥では噛む作業が少ないので、唾液と混ざらずおいしいと感じないのだと思われます。

なぜ離乳食はお粥から始まるのか?

では、そもそもなぜ「離乳食はお粥から」といわれているのでしょうか?

離乳食のお粥は、重おも湯ゆからスタートします。

重湯とは十倍粥の上澄み液のことをいい、ガーゼなどの薄布でこしてご飯粒を除いた物です。液体の中につぶつぶがあると喉につかえて赤ちゃんには食べにくいため、重湯から始めるということになったのだと思われます。

つまり、離乳食は消化のよい流動食から始めるということです。

しかし、十倍粥の上澄み液から、つぶつぶのあるお粥に移行するのは困難です。つぶつぶのない液体から、いきなりつぶつぶだらけの液体になるわけですから、赤ちゃんの喉に引っかかり咳き込むのは当然のことで、余計に食べなくなります。

ほとんどのお母さんはこの段階で、

「お粥も食べなくてこの先、本当に離乳食が進められるのか」

と、不安になります。

最初からやわらかめのご飯をあげる方もいます。

第2子・第3子を持つお母さんが、「お粥は面倒くさいので、最初から軟らか目のご飯をあげています」と話しているのを、よく耳にします。

これ大丈夫?って思って色々調べると

生後6カ月にもなると、舌と上顎で押しつぶすようにして食べるようになります。

大人が親指と人差し指で軽くつぶせるくらいの軟らかさの物なら、赤ちゃんも喉につかえさせることなく上手に食べてくれますし、胃に負担を掛けることもありません。

日本母乳の会でも、離乳食はお母さんの乳首の硬さのものから始めてよいと勧めています。

いきなり軟らか目のご飯から始めることには、 少し抵抗があると思いますが、実際そのようなご飯を与えると、今までお粥を食べなかった赤ちゃんが見違えるほどよく食べるようになることもあるようです。

食べさせ方にも工夫があります

赤ちゃん用のお皿に1口大にしたご飯を置いてあげると、赤ちゃんは自分の手で取って食べ出します。お粥は手づかみ食べはできませんが、軟らか目のご飯は自分で食べることができるので、ますます食べることが好きになります。指でつぶせるくらいの軟らかい食べ物であれば、仮に喉に詰まってもほとんどの場合は自力で吐き出すことができますが、万が一の時のために、食事中は赤ちゃんを一人きりにせず、お母さんや大人が付いているようにしましょう。

炊き込みご飯を用意してみよう

赤ちゃんがよく食べるご飯としてお勧めなのが、炊き込みご飯です。赤ちゃんはまだ、ご飯とおかずとを交互に食べることはできませんので、食事の入門編として、まずは炊き込みご飯のように、おかずを混ぜた状態の物を手づかみで食べさせてみましょう。野菜などの旨味成分とお米のデンプンの甘味とが相まって、とてもおいしく感じるはずです。

いろいろな炊き込みご飯炊き込みご飯は、五目飯に代表されるように、きのこや大根、菜もの野菜、鶏肉、ホタテ、牡蠣など季節感を楽しめるご飯です。中医薬膳学の見地からお話しすると、粳うるち米は胃にやさしく、胃の働きを健やかにします。また「気」を補い、身体にエネルギーを与えます。もち米も同じですが、粳米より身体を温める作用があり、体力回復によいです。ただし、止瀉作用があるため汗を止めたり、母乳の出を悪くすることがあります。

赤ちゃんに合う炊き込みご飯は、すりおろしたニンジンを入れたり、千切りにした大根、短く切ったもずくやひじき、薄切りにした里芋やレンコン(レンコンは煮ると案外、軟らかくなります)などを入れた物です。また、えのき茸を細かく切って入れても、よく食べてくれます。

塩少々と2~3割多めの水を入れて炊き、軟らか目の炊き込みご飯を作ります。

炊き込みご飯に慣れてきたら、お醤油を少し足して炊くとよいでしょう。お醤油のグルタミン酸アスパラギン酸、コハク酸などのアミノ酸が旨味をより引き出します。

ただし、お醤油は大豆が原料ですので、食物アレルギーに注意しながら食べさせてください。

まずは大さじ1くらいの量から始めよう

お米でもアレルギーを起こす赤ちゃんがいるので、生まれて初めて食べる食品はすべて、まずは1食当たり大さじ1くらいの量を食べさせて、様子を見るようにしましょう。目の周りにクマができたり、口の周りがただれたり、関節の裏をかゆがったり、食べてから急に顔や身体が真っ赤になったり、咳き込んだりといったアレルギー症状が出たら、その食品は与えないようにします。症状があまりひどい場合は、早めに小児科へ受診しましょう。

1口食べても身体に変化がなく大丈夫なようでしたら、次の食事の時は大さじ2くらいの量を食べさせます。こうして毎回1口ずつ量を増やしていきます。最初からたくさん食べさせる必要はありません。なぜなら授乳で十分な栄養を取っているからです。生後6カ月を過ぎて赤ちゃんが「ちょうだい」と手を出してきたら、その手にくし切りにして軟らかく煮た根菜を渡して食べさせます。それに慣れてきたら、軟らか目に炊いた炊き込みご飯をあげてみましょう。炊き込みご飯に慣れ、だんだんおかずも食べられるようになったら、白いご飯に移行します。

まとめ

お粥じゃなくてやわらかいごはんでいいみたいです。確かに、最近授乳中妻が乳首噛まれた(歯は生えていません)と言っていることからも噛む?力は大人が痛いと感じる程度までついてきていると思います。一応、お粥からスタートしますが早めにやわらかいごはんに変えて食べる楽しみを知ってくれたらうれしいなと思いました。

勉強した論文

0歳からの食育のススメ おいしくカンタン離乳食講座(第4回) 「離乳食はお粥から」は間違い?(解説)
Author:小野田 レイ(エンパワーメントバースクラブ)
Source: ペリネイタルケア (0910-8718)31巻4号 Page409-413(2012.0