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蚊アレルギーについて

蚊アレルギーとは?

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蚊アレルギーは、蚊刺過敏症とも言われています。蚊アレルギーの人はブヨや蚊に刺されたところに強い発赤腫脹(腫れ上がって熱を持つ状態)が起き、時間が経つと皮膚がただれたり水庖(黄色の水ぶくれ)を形成します。 また、蚊アレルギーの人では蚊に刺されると発熱したり、肝臓が腫れたり、リンパ節が腫れるなどの全身症状が出てくることがあります。

蚊アレルギーは意外と注意が必要

蚊アレルギーで受診した人を長期に調べることによって、リンパ網内系腫瘍(白血病やリンパ腫)を蚊アレルギーの人が発症する可能性が高いことが分かっていきました。

EBウイルス感染症

近年になって、EBウイルスが原因で蚊アレルギーの原因として注目されています。EBウイルスは、腫瘍ウイルスでバーキットリンパ腫から見つかったもので、B 細胞に主として感染します。 見つかった後、上咽頭癌や伝染性単核症の要因のウイルスということが分かり、さらにいろいろな腫瘍の発症に関係していることが近年では分かってきています。そのEBウイルスが自然免疫系をつかさどるNK細胞という細胞に感染することで蚊アレルギー、そしてNK 細胞リンパ増殖症を体内で起こします。そのために蚊アレルギーの人は血球貧食症候群やNK細胞リンパ腫が将来的に発症する可能性が高いことが分かってきました。

蚊アレルギーのメカニズム、検査方法 

では、蚊アレルギーはどのような発症のメ力ニズムになっているのでしょうか? 血症品アレルギーなどを行う時に行うアレルギー検査の一つであるスクラッチテストやパッチテストを蚊アレルギーの患者に蚊唾液腺抽出物を用いて行うと、蚊アレルギーの人は皮膚が赤くなったり、じんま疹がでたり、水ぶくれが出たりします。

また、蚊の唾液腺抽出物で蚊アレルギーの人のCD4+T細胞(AIDSなどで減少する細胞です。)を刺激すれば、CD4+T細胞の増殖反応が著しくなります。つまり、唾液腺抽出物で蚊アレルギーの人は免疫が活性化されると言うことになります。

さらに、蚊唾液腺抽出物で活性化したEBウイルスに感染したNK細胞とCD4’T細胞を一緒に培養すると、NK細胞の中に隠れていたEBウイルスが再度活発になることも分かってきました。 同じような仕組みによって、生体の中でも蚊に刺されることによってEBウイルスが活発になり、全身症状が起きると考えられています。

また、蚊唾液腺抗原刺激は、EBウイルスが再度活発になるのみでなく、NK細胞の発癌や増殖に対しても大切な役目を担っていることが分かってきています。

蚊アレルギーを疑うときは

蚊に刺されると患部が腫れるなどの症状があるときは皮膚科に相談に行きましょう。 

以上「蚊に刺されて熱が出る人は要注意!蚊アレルギーについて」でした。