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理系パパの育児学

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麻疹が再び流行の兆し。予防接種前のママさんが知っておくべき知識まとめ

麻疹が流行の兆し

麻疹が今年2017年の1月から4月までの発症件数が100名を超えたということがニュースになっています。麻疹は基本的に予防接種を行いますが、1歳以降しかうてません。しかし、これから爆発的に感染者数が増える可能性もありますので麻疹の感染経路などについてしっかりと理解しておくべきと思ったので勉強した知識をまとめておきます。

日本は麻疹の排除状態

2015年3月にWHO西太平洋地域事務局により、適切なサーベイランス体制のもと
で3年間国内土着の麻疹ウイルスによる伝播がないことが確認され、日本は麻疹の排除状態にあると認定されています。

排除状態の条件

  1. 最後に確認された土着の麻疹ウイルス株(12 カ月以上地域循環した麻疹ウイルス)の存在から少なくとも 36 カ月が経過し,土着の麻疹ウイルス株の地域循環がなくなっていることが示されること
  2. 麻疹排除の確認が可能なサーベイランスがあること
  3. 土着の麻疹ウイルス株の伝播がなくなっていることを支持する遺伝子型の証拠が存在すること

の 3 つを満たしています。

つまり、麻疹は海外から持ち込まれたものの可能性が高いということになります。

発症者の半数は大人

麻疹の発症者の半数は、実は大人です。ワクチンを接種していない人、ワクチンの接種をしたけれども効果が切れてしまった人がほとんどです。つまり。パパさん、ママさんがきちんと抗体を持っていることが非常に大切です。

麻疹とは

麻疹ウイルスによる急性熱性発疹性のウイルス感染症です。感染力が極めて強く、死亡することもある重症の感染症です。日本を含めた世界保健機関(WHO)西太平洋地域では、2012年までに麻疹を排除することを目標に決めていました。日本では2015年に排除宣言がでていますが、世界的には撲滅できていない感染症です。 

麻疹の感染経路

麻疹は空気感染します。映画のアウトブレイクのようなウイルスをイメージしてもらえば危険さは伝わると思います。咳などでウイルスが含まれた細かい粒子が空気中に漂ってそれを吸い込むことで感染します。

アウトブレイク (字幕版)

アウトブレイク (字幕版)

 

麻疹の症状

10〜12日の潜伏期ののち、発熱で発症します。発熱期は咳(せき)、鼻水、結膜炎(けつまくえん)症状が強く、38℃以上の発熱が数日続きます。病気の経過中、いちばん感染力が強い時期です。その後、いったん解熱傾向を示しますが、すぐに耳後部付近から発疹が現れるとともに、39℃以上の発熱が数日続きます。
 発疹出現前後1、2日間に、口腔粘膜(臼歯(きゅうし)の横付近)に白い粘膜疹(コプリック斑)が現れます。この粘膜疹は麻疹に特徴的であるため、これを確認して麻疹と臨床診断されることがほとんどです。発疹はその後、顔面、体幹、手足に広がって全身の発疹となり、数日後、色素沈着を残して回復に向かいます。
 肺炎、中耳炎を合併することが多く、1000人に0・5〜1人の割合で脳炎を合併します。また、麻疹ウイルスに感染後、とくに学童期に発症することの多い中枢神経疾患として、亜急性硬化性全脳炎(あきゅうせいこうかせいぜんのうえん)(SSPE)があります。知能障害、運動障害、ミオクローヌスなどの症状を示し、発症から平均6〜9カ月で死亡する進行性の予後不良な疾患です。発症頻度は麻疹にかかった10万人に1人程度といわれています。

麻疹の検査

特徴的な臨床症状で診断されることがほとんどですが、最近はウイルス学的な検査診断が必要と考えられています。急性期に採血し、麻疹に特異的なIgM抗体を証明することで診断されます。

麻疹の治療

麻疹の治療は対症療法のみです。熱が出れば、解熱剤、食べれなければ点滴ということになります。抗生剤はウイルス感染なので効きません。つまり、いかに赤ちゃんを麻疹から遠ざけるかが非常に大切です。

ママさんは妊娠時の検査を確認しましょう。

ママさんは妊娠が分かればスクリーニングとして風疹、麻疹の検査を産科でされている方もいるかと思います。(2016年8月ごろも麻疹が流行していたので)受けていなければ採血検査で分かりますので一度近くの内科の先生に相談してみるのも一つです。

パパさんは医療機関を受診して抗体をしっかり確認をしましょう。

おそらく、麻疹を家庭に持ち込むのは仕事をしているパパさんの可能性が高いです。パパさんはほとんどの場合検査されていないので、検査しておくということ選択肢は、子供を守るためという視点からアリと考えます。

どこで感染しているの?

報告によると乳児の麻疹の感染経路は医療機関での感染がほとんどとされています。また、保育所などで流行して感染した報告もありますので、保育所の感染情報については気にかけておく必要があります。また、調べた限りでは人込みなどの感染の報告は見つかっていません。人込みを避けるは感染予防の基本ですが、神経質になりすぎるのも問題かもしれません。

実は1歳未満でも麻疹の予防接種は出来ます。

1歳未満のワクチン接種は任意接種(自費)となります。
乳児への接種に際しては、家庭内や利用している施設内の麻しんの流行状況、患者との接触等を考慮の上、医師にご相談ください。
なお、1歳未満で接種した際には、残存する移行抗体(胎盤を通じて胎児に与えられた抗体)の影響でワクチンの効果が十分に発揮されないおそれがあるので、通常の定期接種のスケジュールでも接種を受ける必要があります。

東京都感染症情報センター » 麻しんQ&A II ワクチン関連

 麻疹の人と接触したら72時間以内に接種を

麻しんの患者と接触して緊急に発症を予防したい場合、接触後72時間以内に予防接種を受けることで発症を防御できる可能性があります。

東京都感染症情報センター » 麻しんQ&A II ワクチン関連

 まとめ

赤ちゃんを心配することは大事ですが、自分自身が麻疹に罹ってしまい、結果として赤ちゃんに感染する可能性が高い病気です。自分が抗体を持っていることを確認し、持っていない場合は今後のためにも予防接種をするように心がけましょう。

194874.hateblo.jp

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